2006年08月16日

仏人はデモやストがお好き & ノートルダム寺院のステンドグラス

  今日は4月4日で学生デモと労働者のスト予告日である。例の政府が打ち出した雇用政策に反発しての行動だ。
そして予告どおりパリでも決行されたようだ。メトロなどの鉄道は本数が半分程度、学生デモも中心部で行われた。そのもようは日本でも報じられたようで、安否を問うメールがケータイに入った。

 大きな混乱は午前中だけのようで、その日の午後メトロで出かけたときはほとぼりがさめていた。
だが、その影響で・・・・閉まっていた・・・・・せっかく行ったのに・・・・・一番楽しみにしていたのに・・・・。
それは、オルセー美術館。ルーブルよりもこちらのほうにインスピレーションをいただく予定だったが、行ってみると「抗議行動のため閉館します」と英語でも張り紙がしてあった。
あしたはもうミュンヘンへ向かう。「またパリに来なさいということやね」ということにした。

 オルセーの脇を通って川沿いにノートルダム寺院に向かう。そういえばパリに来て初めてセーヌ川を見た。向こう岸にはルーブル美術館の威容。川面を行きかう遊覧船が”芸術の橋”をくぐる。いやあいい眺めだ。

 ノートルダム寺院ではバッハのトッカータを聞けたが、あの有名なパイプオルガンの実演かどうかは判断できなかった(音量が小さかったので録音BGMかも知れない)。
ビデオカメラで遠くのステンドグラスをズームして見るとどれもこれも非常に凝っていて素晴らしい。あんなに高いところにうまく納めたことも含めて見事な作品だった。

 ステンドグラスといえば、「サント・シャペル」が最も有名。シテ島にあるのでこの近くだ。ちょっと入り口がややこしかったがようやく見つけた。だが・・・残念なことにここもきょうは「抗議行動のため閉館」だった。
これまた、「次回のお楽しみやね」という会話をしながら、しょうがないのでカフェでビール休憩することにした。


   
 
posted by nara_craftm at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クープラン家代々のオルガンと天からの声

 私はフランソワ・クープランしか良く知らないがバッハ一族のようにクープラン家も音楽家で有名だそうだ。
そのクープラン家の人々が弾いていたというパイプオルガンがあるという教会が近くにあった。
外観はいかにも古いが、見方によってはノートルダムより雰囲気がある。ゴシック以前のデザインのような気がした。

 入ってみるとちょうどミサの最中だった。そこは”観光用”とはちょっと趣の違う普通の教会のようだった。百名前後の若い男女(何て呼べばいいのか、修行中の修道士/尼?)が正装と思われる白と黒のいコスチュームで説教(?)を聴いていた。我々も神妙に着席した。見上げるとステンドグラスも品良く納まっていた。

              すると予期せぬことが起こった!

 「わあー」と声を上げそうになった。鳥肌もたって胸が熱くなった。実は、一人のソプラノのリードに続いて全員のコーラスが始まったのだ。何声かの混声ハーモニー。もちろんビブラートはかけない。教書のテキストが、抑揚をおさえた非常にシンプルなメロディーラインで発せられる。どのパートも同じフレーズなのだが、この空間の残響のため自然にポリフォニーがかかる。

          − なんと美しい声 −

 一人のリードによって全員が続くというルーチンが何度も繰り返される。その間、リーダーのソプラノがテノールになったり、なんとフルートになったりした。
忘れそうになっていたクープラン家のパイプオルガン、遠目だがきっちりと拝見して教会をあとにした。

 
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posted by nara_craftm at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホントよく乗りましたパリのメトロ

 ”地球を歩く”というガイドブック、実に良く出来ている。さすがにベストセラー。特に本の中での情報リンクが丁寧。☆が5つだ。
その本に、パリをモノにするならメトロを制覇せよみたいなことが書いてある。まあ大阪や東京でも同じようなものだが。

 パリ最後の日も朝一番からメトロのお世話になる。1週間以上滞在用のデカいスーツケースを押しながらギターケースと肩にはリュックといういでたちで、おなじみのオペラ駅まで乗った。その格好をみたマドモアゼルが微笑みながら席を空けてくれたのが嬉しかった。
 2回買った回数券(カルネ)はまだ少し余っている。もちろん次回使うために大切に保管している。

 オペラ座の横から例の2台連結のバスで空港へ。道中、バスはモンマルトルの街並みやワインのチェーン店を何軒か見せてくれた。
シャルル・ド・ゴール空港のバス停はいっぱいあって距離もすごく離れているので細心の注意が必要だ。この辺がお任せのツアーと違うところ。
とはいえ松村さんがいっしょだったので事なきを得たが自分ひとりではパニックだったかも知れない。
posted by nara_craftm at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さあパリからミュンヘンへ & ドイツ自慢のICEに

 ミュンヘンへの搭乗手続き。カウンターのCRT表示はどこかいいかげんである。日本のように100%信用しないほうがいい。情報をアップデートするオペレータが休憩していたりストライキをしている可能性もある。そういえばサボるという言葉の語源はサボタージュという仏語。なのでカウンターの係員に直接確認するのがよい。

 ミュンヘンまでは小さな飛行機なのでギターは案の定荷物室だった。でもコンベアではなくて手持ちで扱ってくれたのがラッキー。
ドイツに入るまでは天気が良くて窓際の席から下が良く見えた。上から見るとフランスは絵に描いたような農業国だということがよくわかった。非常に美しかった。北側の窓だったのでアルプス方面は見えないが、丸みを帯びた地平線の端まで望めた。

 ミュンヘン空港は冷たい雨だった。
空港の荷物預かり所でギターとスーツケースを預けた。24時間営業という便利な施設。英語もOKだ。この先の行程を考えるとこれは助かった。

 空港の地下から鉄道(Sバーン)でミュンヘン駅まで行く。でも切符はどこで買うのか?ドイツの鉄道は切符がなくてもホームに入れるし電車に乗れるのだ。なんとか窓口を見つけてニュルンベルグまでの乗車券と特急券(ICEの)を買った。50ユーロ前後だったっけ。
 さて、乗ろうとする電車が正しいのかどうか、またどこで降りるのかを合点するまでひとしきり時間を要した。

 ミュンヘン中央駅まで小一時間。パリとは違って車内アナウンスがある。英語でも言ってくれる。ミュンヘン駅は同じフロアーに20本以上のプラットホームが並んでいた。
ICE(Inter City Express)という日本の新幹線みたいな特急に乗りこむが、その前に売店で名物の白いソーセージとビールを買う。車内でゆっくりいただこうと乗り込もうとしたが、そこは1等車両で、我々の2等車は遥か向こうだった! おまけに1等車とは連結だけで往来が出来ない。もうあまり時間がない。みんな走りに走った。発泡スチロールの皿の上で踊るソーセージを頬張りながら。

 ミュンヘンを出てアウグスブルグまでは雨が雪に変わって雪景色。ちょとした童話の世界。四角い煙突つきの家々がお菓子の家に見えた。
隣席の若いビジネスマンが「ちょっとライター借して」というので差す出すとそれでビール瓶の栓を抜いた。

 この電車はドイツの主要都市をつないで北のハンブルグまで行く。そのためかネクタイ族がほとんど。車内の雰囲気は日本の平日夕刻の新幹線を思い出す。瓶ビールやワインをやっている人が目立った。平均すると日本人より10cmは身長がありそうなドイツの人だが、座席の大きさは日本と変わらない。大柄の御仁も行儀良く収まっておられた。

 目的のニュルンベルグまでは2時間弱、東京−名古屋ぐらいの感じだ。すごく静かな車内に我々の日本語が元気よかった。
さきほどの若いビジネスマン、私のライターで2本目の栓を抜いた。

posted by nara_craftm at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニュルンベルグはマイスターの町

現在、マイスターと言えばドイツ国が与えるその道の達人を証明する国家資格。実に様々な分野のマイスター制度があると聞く。システムエンジニア、機械工、家具職人、パン作り、洗濯屋、バイオリンやギター作り・・・・etc。技術は当然として高度な知識も不可欠らしい。

 リヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の時代のマイスターは「親方」と訳されている(ちなみにジンガーは歌い手)。これが現代まで受け継がれているのだろう。

 ニュルンベルグは職人の町といわれることもあって、駅に降り立ったときは人知れず感慨に浸っていた。頭の中では前記楽劇の壮大な前奏曲がずっと鳴っていた。今夜の宿は隣町のエアランゲン市なのだが、空港で荷物を預けられたおかげでここで散策すること可能となった。
駅からの地下道でタバコを買った。パリで5ユーロしてたものが3ユーロちょいだった。でも日本のほうがまだ安い。

 由緒ありそうなホテルが林立する駅周辺から少し街中へ。ほどなく中世にタイムスリップしたような古い教会がそびえる石畳の広場に出る。
 もう日は沈んでいるのだが、みんなデジカメ撮影に余念がない。古い町並みなのに、ハンバーガーショップやボーダフォンのショップなども上手に共存していた。

 さあ楽しみにしていたのははやり晩飯。すぐに下町風情たっぷりのガストハウス(居酒屋風のレストランとでも云おうか)がうまい具合にみつかった。
みんな慣れないメニューを見ながらああでもないこうでもないと思案した挙句、ソーセージにサラダにサーモンにエトセトラ。ソーセージはさすがに本場の味、サーモンはパリのほうがちょっと旨かったかな。

 でも何といってもビール。ドイツに赴任している元会社の知人から「ビールはヴァイセンビール、ワインはフランケン(白)を飲むこと。ドイツで赤ワインを飲むやつはおらん」と昨日電話があったので全くそのとおり注文した。ちょっと濁ったそのビールは抜群に旨かった。ビールはのど越しというのは供給側からの洗脳か言い訳であって、ビールでも日本酒のごとくしっかり味わえるものだと見直した次第。30cmはある細長いグラスとコースターはそのビール専用だった。
 酒の話題になるとどうしても長くなるが、フランケンワインもなかなかでパリでは赤オンリーだったのでいっそう新鮮に感じた。

 あしたは万全の体勢でギターの材料選びをしなければならない。しかもその中には頼まれ物も含まれている。そしてきょうは朝早くからの大移動でちょっと疲れている。
と自分に言い聞かせて、未練たっぷりなるも適当にお開きとして宿に向かった。


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posted by nara_craftm at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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